今回紹介するミリタリージャケットは、1944年に登場した B-15 フライトジャケット をマイナーチェンジしたモデルで、左右の胸に取付けられた三角形のレザーのオキシジェンタブやオフセットして取り付けられたフロントファスナーが特徴的な B-15A フライトジャケットです。
当時としては MA-1 に匹敵する近代的なデザインとなっており、コットンシェルにアルパカライニングの組み合わせとなっていました。
1945年に登場した後継モデルの B-15B フライトジャケット からはナイロンシェルになっているので、コットンシェルのフライトジャケットは B-15A が最後となっています。
また、当時は米空軍ではなく陸軍の航空部隊だったことから、左袖に付いているパッチは「U.S.AIR FORCE」ではなく「ARMY AIR FORCE」と記されています。
B-10 ではパッチポケット内にあったペンポケットが左袖に移設されていますが、この頃はまだユーティリティポケットは存在していません。
HOUSTON ヒューストン B-15A フライトジャケットについて
今回レビューするミリタリージャケットは、HOUSTON ヒューストン の B-15A フライトジャケット No,5503 でサイズは 36(S)です。
大きく特徴的な襟にはムートンボアを使用しており、襟裏にはチンストラップが付いているので立ち襟にしての着用も可能です。
実物はコットンシェルにアルパカライニングの組み合わせでしたが、HOUSTON ヒューストン の B-15A フライトジャケット ではライニングにアクリル素材が採用され、保温性と防寒性にすぐれています。
フロントファスナーはCONMAR製で、実物同様に内側にストームフラップが施されているので、ファスナーの隙間からの風の侵入を防いでくれます。
酸素マスクのホースやヘッドセットのコードをクリップで留めるために備えられている三角形の皮革製オキシジェンタブや脇下のループタブなど、細部にまでこだわり忠実に再現したクオリティーの高いフライトジャケットです。
HOUSTON ヒューストン B-15A フライトジャケットのサイズ
【平置き実寸法 36(S)】
肩幅:45cm
身幅:54cm
着丈:59cm
袖丈:58cm
※各部寸法の測り方
HOUSTON ヒューストン B-15A フライトジャケットの肩幅と身幅
HOUSTON ヒューストン B-15A フライトジャケットの肩幅は 約45cm で、身幅は 約54cm ですが、ロンTやネルシャツでちょうど良いサイズ感です。
アクリルライニングにより思った以上に袖が細めの作りになっているので、インナーに厚手のセーターやスウェットを重ね着する方はワンサイズ大きめをおすすめします。
HOUSTON ヒューストン B-15A フライトジャケットの着丈と袖丈
HOUSTON ヒューストン B-15A フライトジャケットの着丈は 約59cm ですが、裾リブがちょうどベルト位置になり個人的にはジャストなサイズ感です。
また、HOUSTON ヒューストン B-15A フライトジャケットの袖丈は 約58cm ですが、腕を真下に下ろしたときでも袖リブが埋もれてしまうことはないので、ちょうど良いサイズ感だと思います。
HOUSTON ヒューストン B-15A フライトジャケットの素材と洗濯表記
HOUSTON ヒューストン B-15A フライトジャケットの素材は次の通りです。
表地:綿 100%
裏地:アクリル 100%
リブ部:アクリル 100%
襟部:ムートン
HOUSTON ヒューストン B-15A フライトジャケットの洗濯表記は、すべての溶剤でドライクリーニング、通常処理となっています。
最後に…
今回は HOUSTON ヒューストン の B-15A フライトジャケット についてレビューしてきましたが、165cm 60kg の私で 36(S) はインナーがロンTやネルシャツでジャストのサイズ感でした。
先にも書きましたが、袖の太さを含めアクリルライニングにより全体的に細身の着心地になるので、厚手のインナーと重ね着をする方やゆったり目のサイズ感で着たい方はワンサイズ大きめのものをおすすめします。
B-15A フライトジャケット は、大きな襟ボアに三角形の皮革製オキシジェンタブ、それにオフセットして取り付けられたフロントファスナーなど、ツッコミどころ満載のフライトジャケットです。
誰もが着ている MA-1 じゃ面白くない…ドカジャンみたいなジャケットはイヤだ…個性的なフライトジャケットが欲しい…という方は、是非、B-15A フライトジャケット を手に入れて下さい。
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